《再録》信長と秀吉
2023年08月20日
from the 2008's olive booklet
ひさびさ中古書を買いあさって、貪りぎみ読んだ。
『信長と消えた家臣たち』、『秀吉神話をくつがえす』の 2つ。いづれも戦国期についての新書だが、前者は「重箱のすみをつつく」内容で無味乾燥。後者はドラマ性に欠けるものの、経過が社会科学的に分析されていて説得力ある感じがした。(これらの筆者 2人は論争中らしい)
とても合理的だが缺陥人格ののぶなが。「ひとのいのちは50年だぎゃあ」と言いつつ、本当に49歳で殺される。一方のひでよしはそつなく日本統一を完成。左傾論者からは「侵略者!」と怒られても、世界的視野を持っていたのはやっぱり先進的。しかし…、秀吉は信長に「禿げねずみ」とあだな付けられていたらしい(笑
私淑する兵法家(戦後も小隊で抗戦)は、信玄も謙信も全然なっとらん!と酷評しているが、やはり 3雄は魅惑的です。