《当欄のこと》to the autumn equinox
(02 july '23)「世界史の現場」へ
何万光年かなたの惑星から、超高性能の望遠鏡で地球を眺めれば、ナポレオンが進軍する様子などを目撃できるけど、そうではなく(笑 海外にゆき、その風土を体感し、味わう。それが夢の 1つですね。昔日は、スウェーデン留学なんかも夢想したけど、いまとなっては最低 1か月、どこでも良いのでいなか暮らしをすること。そうすれば、乾湿寒暖作物飲食、とっぷり心身に浸して現実を知り、ラヂヲでの空論を改めることができるわけです。読んでもないのに「ドフトエスキーは『罪と罰』」なんて言いたくない! と若気の理想主義(笑 の徹底版(進化系?)ですな。…かねも時間もなんとかなるが、度胸と語学準備が足りないってとこ。そういえば、番組を始めたころと同時期に、まだまだ反日も嫌中もひどくなかった「満洲」のいなか町で、女子大生あいての日本語教師の職を打診されたことがありました。大いに乗り気だったが、「たまのこし」(婚姻での日本移住)狙う大学生予防のため「若い男性はだめ」となってしまい、叶わず(笑 実現していたら、夢が 1つ成就していたわけだが、当然ラヂヲ放送はなくなっていた(15年持続しえなかった)はずで、それを思うと人生岐路ってほどじゃないが、おもしろく感じたりする。
(08 july '23)「中華の古代史」
放送のくちびを切った、15年まえのトピックが疾走開始しました。恩師の理論を満帆に受けた、語りの出発点ともなる内容です。個人的には道三信長勝家信盛秀吉光秀一益なんてのも好きだけど、プロの前提として、堅くいえば「社会科学としての歴史」(笑 毎週の放送に当たり、がっちりした準備していたのも思い出す。いまは「散歩みち」の練習は 2回 5分で大丈夫だが、当時は何回もリハーサルしていたはず(笑 さてさて、多動な人間なので、もうはや 3か月後のお題を公開です。「セレクション」(再放送)でオセアニアが当たってしまったので、若干修正した学房ベスト「unfitted histories」を。個人に焦点あて、再放送されない「NtE」ものからも選出予定なので乞う御期待!
(20 august '23)「unfitted histories」
早々ながら、10月からの新トピックはベストオブ世界史学房④。大体、 3年に一度の歩調で電波にのってきた感じです。技術的には、③と同じく記録音源をそのままお届け。①②のころは保存されていると知らず、同内容をもいっちょ録り「リテイクもの」になっていた(笑 内容的には、①②と基本同様に「まえのベスト以降の」放送。③は 500回集大成ということで12年全域に渡っていました。地域世界もバランス良いようにとり上げ。副題が「らしくないひと語り」ってことで、私的には単純すぎるので楽しくない、聴者のみなさんにはドラマっぽく判りやすい、個人の来歴に焦点をあてた「伝記」調放送の摘みとりになります。音楽のベスト盤様式を踏襲し、今回も「新録ボーナストラック」を加える予定なのでお楽しみに!