あらたしい小題です。

2025年01月03日

放送、来週より「遭遇での他者認識」小題で、大航海時代を眺めてゆきます。ぜひ、ご愛聴ください。金曜日の『学房セレクション』では、西欧よりモンゴル帝国へとたびをした修道士の記録を追いかけた内容を取りあげています。ネットラヂヲが便利なので、携帯端末等々でお楽しみを。。。

新聞摩天楼の解体(切り抜き)の気分転換に論文(電子情報)の整理をしておると、ふと読んでしまう…。放送このまえの三箇月間、徹頭徹尾お世話になった学者さんのもの。なんと! 痛烈な(他論文への)批判である。いで出ししか見ていないがざっと挙げると、同業筆者の専攻外への果敢な学術的挑戦に敬意/同感を表しつつも、①アンデス専門家なら一目瞭然な基礎的過誤を重ねており、②フィールドワークとして「たった二週間の現地滞在で」どれほどの成果があるのか、さらに③ケチュア語は愚かスペイン語を会得していないのなら最低限の準備として関連の英治論文を読破すべきだが、恐らくなされていない…と、厳しいものでした。

どきっとしたのは、論難対象がわたしの住まう北海道の某いなか大学の(当時)先生だったこと。「でっかいどう」はのんびりしていて、「学生の質が低い」ゆえ教官の質もあれれれ…なのかと。閑話休題。①すごいむかし、故郷の女子大に若かりし藤岡信勝が勤めていた(若いひとには判らんか…西尾幹二も死んだし)。②学んだ「辺境の」蝦夷国立大。独立行政法人化のまえだったゆえ、各社会科学のセンセがひと揃えおり、(恩師を除いても)東洋史/日本史/人文地理/社会学のかたがたは単著まで出している。哲学の先生は訳書も上梓されている。参ったか!

ではなく、常時しっかりしていなければな…という自戒が大きいわけですね。放送でも、もとにしている本の「受け売りたれ流し」に気をつけないと、と。学者さんの「たまにきず」を理解できるかは怪しいが、訳者の翻訳あやまりや編集上の打ち込み過誤くらいは押さえる必要ありなわけで。…前小題で、インカ帝国の「夏至祭」を訂正できたのは、「いぬがばったり棒みっけ」です。

それで想いだしたのは、映画関連での「史実検証」。

①シャーロック・ホームズのやつで、字幕に「大統領のうろたえぶりは」。…外語大生のバイトで字幕づくりがようあるらしいが、イギリスに大統領いねーよ! と20年まえのわたしは突っこんでいた(笑

②大分まえの大河ドラマ。家康はわき役だったが、かれとふたりの部下が相談する場面。いままでいた俳優がわかてに切り替わっていた。…史実で、「酒井忠次が病没」していた年代ゆえ、井伊直政になっていたということ。…全然わき役のさらになんで、そこもしっかりしとる時代考証に「さすが国営放送」と拍手。

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