あだばな
書籍たちの「第二の人生」、早速くだんの竹田青嗣さんのものが選ばれました!
初めて「まるままのココナツ」を食す。あな開け、果汁を飲む。おいしかったです。
新聞記事、新ローマ教皇の関連で以下。「欧米メディアでは国籍を理由に教皇に選ばれることはないとの見方が大勢を占めていた。」 大学生当時は、まだまだ「難しいなあ」と感じていた記事にも、いっちょまえにけちを付けられる年代となった(笑) 揚げあしをとると、従属節中に「主語(かれが)を缺いている」。まえの文に「レオ14世は…」とあるので測れるから良いのだが、問題なのは(どのことばでも難度を有する)否定の対象。この文だけだと、本義「メリケンのおかたばい、選ばれることなか」じゃなく、「教皇の選出に国籍は関係にゃーよ」という解釈ができてしまう。「プレボスト氏は選ばれることはない」ではなく「なんびとも選ばれることはない(国籍理由で) 」と読める、…わたしも最初こんぐらがった。ちゃんと he を入れていれば、多義は消えすっきり。
こっちではなく、趣旨は「徒花」の方でした。朝読書、50年まえの本でもおもしろい! 中華は紅梅、やまとはさくら…なんてことを放送でも言ったと思うが、このころアイヌイアではさくらが満開。植物学的に「まいとしたわわに咲いて不作のとしがない」のは変である!らしい。はるの風景としてなじんでいるが、慣れとは恐ろしい(笑) 食いしん坊ならばだれしも考える「さくらん坊」、実は品種云々ではなく「さくらは(普通)結実しない」という事実によりかかるという。他家受粉ゆえの「みが生らん」➡「次期も満開」という関係らしい。一斉にぱっと咲く点も、虫/風媒受粉を狙っての生態学的戦術なのだとか。理系のかたには常識なのかも知れぬが、おもしろいですね。