アイヌの交易品②
《江戸時代の時価事情》
わたしも疎いので、序としてよさげなサイトの記事を抜粋。すべて大体「…ぐらい」。食品の値段…豆腐は一丁(¥390-)/そば一杯(¥520-)/さけは銚子一本(¥390-)/うなどん一杯(¥3.250-)。利用料で…銭湯(¥160-~)/「床屋」や「髪結床」(¥1.000-)/歌舞伎の安い席(ひとり¥4.290-)。
《商品価格の類推一助》
経済史は少しく難しいので、飽くまで「想像しやすい」便宜での機械的数値計算でしかない点をご寛恕ください。時代は17世紀ななかばから19世紀初頭まです。
オットセイのめす(¥75.000-)/おす(¥205.000-)。「効能が良い」のひぐまのきも4kg弱(¥6.400-)。さけ5たば=100本(こめ「大俵」36lit.:17世紀初頭)/(こめだわら14lit.:17世紀中期)。 さけ8たば=160本(こめだわら14lit. :18世紀末)。一方で「生鮭」100本(こめ「大俵」21.6lit. :17世紀後半)の交換事例も。茹で干しなまこ100(玄米1.9lit.弱/「酒」1.3lit. )。中華製上質のきぬごろも1つ(¥780.000-=こめ90lit. /さけ「樽」54.1lit. )。ガラスだま大1個(こめ5.8lit. )、その大きいもの(¥11.200-)/小さいもの(¥384-)。
日本のこめ=蝦夷で4倍の「値」(17世紀初頭)。にしん6たば(こめだわら14lit. )。米価上昇のため、ひとたわらの容量が変更される(36lit. から14lit. へ:18世紀)。こうじもまた「ひとたわら14lit. 」になった。「生鮭」100本(「酒」9lit.:17世紀末期)。さけ10たば=200本 (さけ「小樽」3.6lit. :18世紀末期)。こめに準じてか「樽」容量も変わる(36lit. から25lit. へ) 。「小樽」もあげぞこで、半量/等量の「みず増し」がなされた(18世紀)。
まだ終わってませぬ(笑