ことばを拾う②
三国志の程昱(三世紀)について話したときである。当時の扶桑列島の平均寿命はいかばかりだったか。有名な曹操は六十五歳まで生きたが、くだんの程昱は八十歳まで存命。わたしのなかでは「常識」だったが、「栄養状態の芳しくないむかしは長いきできない」という現代科学の知見があたまをもたげ、筆頭のことばを反芻したわけだ。で、思い立ったのが「ちゃんとした(現行の如き)太陽暦が採用されていない」ならば、実際に生きた時間は変わる(短くなる)んじゃなかろーべか、という点だった。かりに一年を250日とする暦を使っていたら、程昱は五十五歳くらいの寿命だったことになる。
















